mainteroom

定期健診はなぜ重要?

メンテナンス(定期健診)は治療によって得られた口腔内の健康な状態を維持させ、再発を防止する事を目的として行っています。
歯周ポケット内の歯周原菌は処置をした後、約3ヶ月でもとの細菌叢に戻る傾向があります。
そこで、細菌の量が悪影響を起こしだす前にプロフェッショナルケアを行ってむし歯、歯周病の再発を予防します。

white_pic-syourei04[1]

生涯、自分の歯で過ごすために、当院では4ヶ月に1回の定期健診(クリーニング)をおすすめしております。

★1回のクリーニングにかかる時間は約30分~1時間でご予約をいただいています。
ただ、プラーク(歯垢)は日々繁殖していきますので、毎日のブラッシングに加え、定期的なPMTCを行う事が歯周病予防に必要とされています。
当院は予防専門のメンテナンスルームで心地よくリラックスしてクリーニングをお受けしていただいております。
大変ご好評いただいております。

◎歯周病予防にはプラークコントロールが必要です◎

むし歯は治療する時代から、予防する時代へと移り変わっています。
歯医者は痛くなってから駆け込むところではなく、普段からむし歯を予防する為に通う場所であると、私たちも意識を変える時に来ているのかもしれません。

PMTCって何?

Professional
プロが
Mechanical
専用の機械で
Tooth
歯を
Cleaning
クリーニングする
の略

元々PMTCはスウェーデンで行われました。1980年当時、3歳児のむし歯率が80%を超えていたことに危機感を持った政府が、pmtcを義務化。その6年後にはむし歯率が4%にまで下がったと言われています。

PMTCはどんな人が受ければいいの?

★ 歯周病の可能性がある全員です ★

ちなみに成人で9割の日本人が歯周病菌を持っていると言われています。
その中でも、「矯正治療を受けている人」は特におすすめします。
矯正器具が邪魔で十分なブラッシングができていない場合があります。もあい1か所にでも歯周病が見つかった場合は矯正を中断して歯周病の治療を優先しますので、余計に時間を費用が掛かってしまいます。

PMTCって何をしてくれるの?

歯垢の除去を行いますが、いくつかの手順があります。

プラーク染色

普段のブラッシングで磨き残している場所をチェック。鏡で確認しながらブラッシングのポイントを教えてくれます。
その時、舌についた舌苔の取り除き方もお教えします。

プラーク除去

歯の表面、歯と歯の間、歯周ポケットなどを専用の器具を使用して徹底的に除去します。
また器具の届かない場所は、微粒子を噴射する機械を使用して綺麗にします。

フッ素の塗布

最後に歯の石灰化を促進するフッ素を塗って終了です。(当院では、1歳半~15歳頃の場合に行っています。)

PMTCを受けるとどうなるの?

★ 歯周病予防に効果を発揮 ★

歯周病の要因となるのはプラーク、バイオフィルム(細菌の巣)です。
病原菌が誰の口にもいるように、このバイオフィルムはあらゆる人の口内に巣くっています。

しかも、表面に粘膜のバリヤーを張り、薬で壊すことが難しく、歯と歯の隙間や歯周ポケットのさらに奥、歯の根元近くにまで侵食しているため、家庭でブラッシングで取りきるのは不可能です。

★ 気持ちいい ★

自分では手が届かない場所までクリーニングしてくれるので、清涼感・爽快感が違います。

★ 歯のケアをしてもらえる ★

小児だと、邪魔なプラークがない状態でフッ素を塗りますので、歯の再石灰化を効果的に行う事ができます。
また、歯の表面を磨き上げることでつるつるにし、プラークやステイン(着色・茶渋)が付きにくい環境にもっていきます。
しかも、ヤニやステインによる色素を落とし本来の歯の色、つやを取り戻してくれます。
ホワイトニング後の歯の色を長持ちさせる事も出来ます。

★ 歯肉の炎症がなくなる ★

歯肉炎を起こす原因は歯垢(プラーク)です。
歯肉の奥で炎症を起こしているプラークも取り除いてくれますので、炎症と腫れを抑えることができます。

★ 口臭の軽減 ★

口臭の主な原因は①プラーク(生きた細菌のかたまり) ②歯石(細菌の死骸) ③食べかすの3つです。しつこく残っていたこれらを取り除くことで口臭の軽減になります。

prevention_img_01[1]